izumiutamaro’s blog

泉ウタマロの新しいブログです。よろしくお願い申し上げます。

依頼者のいない作品、続き物語。

 

 

 

先日、依頼されてもいない作品を書き、

それを手製本にしている記事を書いた。

 

 

 

その後どのような展開を辿ったのかお伝えします。

 

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192132j:plain

 

 

 

 

 

 

クリキンディのストーリーは

南米の先住民に伝承された物語。

(その続きをウタマロが書いたわけです)

 

 

 

 

 

私はストーリーの変遷ごとに紙を選び、

シンプルに手彩色を入れた。

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192330j:plain

 

 

 

 

 

具体的な絵を入れ込み過ぎないことは、

読者自身が想像できる余地をつくる。

 

 

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192344j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで日本には、

南米の森林農法で栽培されているコーヒーを

20年前から輸入し、

フェアトレードの基礎から確立した

「ウインドファーム」さんという会社がある。

 

 

 

 

 

コーヒーの国際価格が下落し、

生産者の生活が危機に陥った時、

中村隆市さんは現地の人と森を守る為、

 

「契約を交わした生産者のオーガニックな豆を

適正価格で全て買い取る」

 

という大きな決断に出た。

大きな勇気がいったと思う。

 

 

 

 

 

 

最初の5年は倉庫が在庫の山。

 

中村さんの努力で森と共存し農薬を使わないコーヒーは

徐々に日本で受け入れられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が物語を発信した後、

このウインドファームさんに関連のある方から、

横浜・戸塚に素晴らしいカフェができ、

 

 

中村さんやコーヒー栽培の現地の人を

お招きする企画があると知らせを受けた。

 

 

カフェオープンは10月11日。
私が物語を書いて発信したのは10月21日。

奇妙に近い誕生日だった。

 

 

 

 

 

 

カフェゆっくり堂

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192307j:plain



 

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192249j:plain



 

 

特殊功法で建てられた心地の良さ。

f:id:izumiutamaro:20171114192224j:plain

 

 

 

 

 

店長のまゆみさんと杏子さん

f:id:izumiutamaro:20171114192212j:plain

 

 

 

*****

 

 

 

 

ベジランチをしながら・・・

数種類のコーヒーを頂きながら・・・

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192152j:plain

 

 

 

 

エクアドルとタイの

森林農法コーヒー生産者の方から話を聞いた。

 

 

 

エクアドルのフランクリンさん。(右)

f:id:izumiutamaro:20171114192142j:plain

通訳はエクアドルに住む日本人女性の和田さん。

彼女自身も「クリキンディ」という農園を運営。

 

 

 

 

タイのスウェさん。(右)

f:id:izumiutamaro:20171114192106j:plain

 

 

 

 こちらスウェさんのコーヒー。

f:id:izumiutamaro:20171114192618j:plain

 

 

 

現地の共通課題はこの2点。

 

 

外国の大企業による土地買収。

企業優位な法律の制定。

 

 

買収された土地の行く末は大抵同じ。

 

 

 

単一作物栽培・鉱山開発。

太古の森の破壊と、そこに生きる民の暮らしの破壊。

 

 

厳しい現状をリアルに聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして会の途中で、

クリキンディひとしずく、その後の物語】を

 

「朗読してもらえますか?」と

中村さんから突如依頼された。

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192011j:plain

 

 

 

 

 

 

音読練習もしていなかったけれど、

皆の魂に届くことを祈りながら朗読した。

 

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192027j:plain

 

 

 

 

物語はファンタジーだが、

魂レベルへダイレクトに届いてゆく性質があり、

受け手の魂を鼓舞できる。

 

 

 

 

魂は「何が真実か」すでに知っている。

たとえフィクションであっても「これが本当だ!」と感じる。

 

 

 

 

クリキンディの続き物語は、

私たちが秘めている可能性を感じてもらえたと思う。

 

 

 

 

f:id:izumiutamaro:20171114192055j:plain

 

 


物語は頭脳的限界を超えるパワーを与えられるから。

 

 

 

****

 

 

 

 

今回の会は結果的に

現地の話が理性にアプローチし、

物語が感性にアプローチするスタイルになった。

 

 

 

 

この両立があることにより、

人は課題を認めながらもそれに屈せず、

自らの可能性を見失わず、

望ましい世界に視線を向けることができると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この手製本は「ゆっくり堂」にプレゼントさせて頂いた。

このカフェに来てゆっくりコーヒーを飲む、

私の見知らぬ人たちに読んで頂くために。

 

 

 

 

 

 

当日朝9時にギリギリ完成した本でした。

 

 

 

****

 

 

 

 

「アーチストは依頼者がいて

対価が決まってから作品を創るものだ、そういうものだ」

 

・・・と、

とある作家から言われたことがある。

 

 

 

きっとその作家の依頼者は三次元の住人なのだろう。

 

 

 

 

 

私の依頼者は物質体がなく、

直接の対価提示はない。

 

 

 

だけど広い意味で惑星に対する仕事をしていることになる。

私の魂が私に望んでいることは、全体性への貢献。

対価の有無はともかく、そういう道らしい。

 

 

 

***

 

 

 

 

帰り道、金色の雨に包まれた。

とても清々しい夜だった。

 

 

 f:id:izumiutamaro:20171114204409j:image

 

 

 

それではまた。

 

 

 

 ********

 

カフェゆっくり堂さん情報

有限会社ゆっくり堂~「つながり」を贈るカフェ

 

ウインドファームさんのコーヒー情報

株式会社ウインドファーム » 有機栽培