私たちは「雑草」と呼ばれています。
冬を持ちこたえ、
ようやく芽吹き、
じきに花が開きます。
太陽のエネルギーは、
形あるものではありませんが、
私たちにより、
物質形状へと、
「エネルギーを個体化」しています。
つまり、私たちは、
エネルギーが固形となったものなのです。
菌たちは「太陽の固形物」を消化し、
土壌を栄養します。
動物たちはこの「太陽の固形物」を食べ、
そして排泄し、
巡りが続いてこの星の土壌ができました。
私たちは、太陽エネルギーの個体であり、
まさしく太陽の申し子。
長年かけて、
この地球を育みました。
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ところで・・・
人は私たちのことを
「雑草」と呼び嫌います。
そして、
「雑草は土の養分を消費する」
「草ボウボウはみっともない」
「虫が広がる」・・・など、
愚かな解釈をしています。
でもよく考えてください。
太陽エネルギーのボディを持ち、
大地に貢献し、
土壌形成しているのは誰なのかを。
私たちがいなければ
木々は育たず、森もできません。
「母なる大地」と呼ぶ時、
その「母」は私たちでもあることを、
忘れないでくださいね。
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それではまた。
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初めましての方へ。
泉ウタマロは農家ではありません。
作家・アーチストです。
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