東京に住む私が、
八ヶ岳の原村小さな畑に通っている。
もちろん「農業」を学ぶためではない。
私は、彼らの美しさを捉えたい。
歓びを発散する彼らの輝きや、
成長。
そこで出会う様々な生き物たちと、
大気・風の移り変わり。
うつむいて咲く・・・
ほおずきの花や、
美しい蝶の舞と、
濡れた花びら。
長雨の中で、
ひたすら耐えて咲いた
えんどうの花。
オーブたちは花を覗き・・・
ほおおずきの葉っぱの陰に隠れたり、
お日様を待ち受けたりしている。
インゲンのツルは
ようやく笹を捉えて道筋を見つけ、
かぼちゃは久しぶりの太陽に
歓びの雄叫びを上げた。
彼らは、光を透した時が
一番美しく見えるのです。
ネギは地味な姿かもしれない。
でも志高く、天を指している。
クローバーも、
小さな花々も、
お日様に挨拶し、
自身の存在に誇りに持つ。
マリーゴールドも、
大根の花も、
自らの価値を知っている。
穴だらけのカブの葉でさえ、
輝きを放っている。
だから私は、
彼らの輝きを届けることが幸せ。
彼らの真の美しさを感じることは、
個々人が自らの美しさを認める意識に繋がっているから。
終わりに「おはようカエルさん」
26秒をお届けして終わります。
それではまた。