izumiutamaro’s blog

泉ウタマロの新しいブログです。よろしくお願い申し上げます。

創造主とコーヒーポット


台風直前の静けさですね。
おはようございます。
(*゚ー゚*)

前回の記事で、
「受け取れる豊かさのはどのように決まるのか?」
・・・を書きました。

未読の方こちらから→(ФxФ)♡
(*^ー^)ノ

今日はそれを「物語仕立てで」お伝えしましょう~~~♪
( ̄∇ ̄+)
ラララ~~~ン♪


×・*・×・*・×・*・×・*・×・×・

【創造主とコーヒーポット】


ある男が、「カフェ天界」で創造主に出会いました。

創造主は白い衣を身に着け、
きらめく金の光を発しています。

そして優雅で豪華なソファに座り、
微笑みを浮かべてコーヒーを飲んでおります。

ただし、ちょっとばかり太り気味ではありました。


:::


男性が創造主に近づいた時、
創造主は、砂糖コーティング(アイシング)
ドーナツを嬉しそうに頬張っているところでした。


彼は創造主の前に進み出ます。
「おくつろぎ中、恐れ入ります。
前から疑問あったんですけど、伺ってもよろしいでしょうか・・・?」
\( ̄ー ̄;)



「あら、何かしら?」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:
創造主は口の周りに砂糖をつけたまま答えます。



「どうして創造主であり、神であるあなたは、
人間に平等な豊かさを与えて下さらないのでしょうか。
豊かさって、決められた量しかないのですか?
( ̄Д ̄;;
彼は少々不満げな口調です。


すると創造主はモグモグしながら答えました。
「あら!いっぱいあるわよ」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「どれだけですか?」
( ̄Д ̄;;
彼は疑るように言いました。


「ほら、ここに!」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:
創造主はテーブルに置かれた銀のコーヒーポットを指さしました。



熱々のコーヒーが入っているのでしょう。
ポットから湯気が立っておりました。


「この中に入っているのは何ですか?」
( ̄Д ̄;;
彼は興味をそそられ尋ねます。


「この中には~~~。
お金、幸運、人脈、時間・・・それから・・・。
ともかくあなた方が”豊かさ”って呼ぶものがぜ~~んぶ入っているわよ。
なくなることはないの!
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「それじゃぁ・・・?
どうしてそれを貰える人と、貰えない人がいるのですか?
皆に平等に下さいよ!
( ̄Д ̄;;
彼は少々強気で言います。



すると創造主は真っ白なナプキンで口元を拭いて答えました。
「あたしだって、注ぎたいわよ。豊かさを。
でも、注ぐにはコーヒーカップがいるわよね
:*:・(* ̄∀ ̄*
)・:*:


「もちろんですけど」
( ̄Д ̄;;
彼は不信そうに言いました。



「大きいカップの人には、たっぷり入るわ。
でも、小さいカップの人にはちょっぴり・・・」
:*:・(* ̄∀ ̄*
)・:*:





創造主がそう言うと、後ろからウエイターが近づいて、
うやうやしく、創造主のカップおかわりを注ぎました。




「あら、ありがと」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:
創造主は両手でカップを包み込み、
瞳を閉じて、ゆったり香りをかぎました。



「そうすると・・・・?」
( ̄Д ̄;;
彼は慎重に考えながら言いました。

「その人の器の大きさが受け取れる量を決めている・・・?
と、いうことですか?」
( ̄Д ̄;;


「それ以外に何があるの?」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:
創造主はコーヒーを一口飲みました。
優雅でエレガントな指先でした。


:::


彼がじっと考えていると、創造主が言いました。


「そう言えばあたし、この前無理な事しちゃったわ。
どうやら寝ぼけていたのよね。
ついうっかり、デミカップより小さいカップサイズのご夫婦に、
滝のようにコーヒー注いでしまったの・・・・
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「で!どうなったのですか?
その御夫婦は???」
( ̄Д ̄;;
彼は身を乗り出して訊きました。


「申し訳ないことに当たっちゃたのよ~~~。
3億円の宝くじ!
:*:・(* ̄∀ ̄*
)・:*:


「いいじゃないですか!!」
( ̄Д ̄;;
彼は叫ぶように言いました。



「良くないわよ・・・」
:
*:・(* ̄ー ̄;)・:*:
創造主は表情を曇らせ言いました。



「なぜですか?!」
( ̄Д ̄;;
彼はほとんど怒鳴りました。



「だって・・・天界コーヒーが滝みたいに注がれたのよ。
猛烈な勢いで全部出ちゃった。
元々入ってた、わずかなものまでぜ~~~~んぶ、外にこぼれたの」
:*:・(* ̄∀ ̄*
)・:*:


「え?じゃあ、その御夫婦は今・・・?」
( ̄Д ̄;;
彼はドキドキしながら言いました。


「すっからかん!」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「すっからかん????」
( ̄Д ̄;;


「今、あのご夫婦のカップの中には、
な~~~んにも、ないの。
本当に申し訳なかったわ~~~~」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「え?えええ?
( ̄Д ̄;;


「やっぱり、だめよね。
その人が掲げているカップサイズだけを注がなきゃ。
あたし、反省しちゃったわ~~~~」
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


「反省・・・」
( ̄Д ̄;;


「そう。
皆、平等に・・・

その人サイズに注ぐわね!!
:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:


:::


優雅な時はゆっくり、ゆっくり過ぎました。
コーヒーの香りに満ちた・・・午後でした。


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×・*・×・*・×・*・×・*・×・×・*


物語になるとこんな感じで~~す!
キャッチして下さいましたか~~~?
( ̄∇ ̄+)

カップとは何か?
前回の記事にございます!
(*^ー^)ノ→
(ФxФ)♪