今週の初め月曜日:律動の月2日目
(12月14日)原村でも積もる程度の雪になった。
八ヶ岳上には雪雲が停滞し降雪が続いている。
女乃神山(蓼科山)も北横岳も真白で、
入笠山も10 センチ以上の積雪になったと聞いた。
そこで、翌日:火曜日の朝、
入笠山にある富士見パノラマスキー場に
「スノーシューは可能ですか?」と問い合わせた。
すると、
「今日中なら可能ですよ!
明日以降雪が凍ってしまうと軽アイゼンが理想で
スノーシューは不向きになるかも」
・・・とのこと。
入笠山もスキー場も自宅から見えるほどの近場で20分。
肉眼で山頂の天候が確認できるため
状態のいいその日にさっそく行ってみた!
駐車場はアイスバーン。
でもジムニーくんは雪道が得意だしスタットレスだし大丈夫。
ゴンドラに乗って・・・
雪の斜面を上昇。。。
標高1780メートルのゴンドラ山頂駅に到着し、
レンタル棟を探してスノーシューを借りた。
その時思わぬ出来事があったが、
それは最後にお伝えします。
*
ともかく初めてのスノーシューを履いてみた。
パウダースノーの上を軽々と歩ける不思議な履物。
「和かんじき」というものも日本にはある。
けれどそれよりも雪に沈まない点が優れている。
森は雪に包まれている。
スノーシューなら道なき道を進むことが可能。
木道は歩きにくいので土手を歩く。
光が差し込む林を抜けてゆく・・・
すると・・・
広い雪原に出た!
ここは入笠湿原。
雪がない時は木道しか歩くことはできない。
この画像は秋に撮影したもの。
畑友で登山家でもあるまっちゃんにお連れ頂いた。
これが秋の湿原。
木道以外は立ち入り禁止。
でも、雪原になったら
どこへでも自由に歩いていいことになっている。
パウダースノーの上を自在に楽に歩き、
眩しいほどのお日様を浴び、
清純な大気を吸い、冷たい小さな雪のかけらを感じる。
雪原に座っていると
時折、強い風が雪煙を立てていて美しい。。。
この嬉しさを撮影。
三脚を持参しなかったが、
意外にも雪でスマホが立位保持。
雪は白いけど、青さがある。
影も青さがある。
空の色を映しているのだと私は思う。
時々やってくる強風は吹雪のよう。
気温はマイナス4度程度だったけれど、
風が吹くとマイナス8度?だったかも。
ウエア装備は丁度良くボディは暖かだったが、
指が痛くて長居することができなかった。
まるで冷凍庫の中に指を入れっぱなしにしている状態
激しい痛みなってくる。
撮影機材を操作するため薄手にしていたが
この二つの重ねアイテムでは
マイナス2度程度までしか対応できないとわかった。
装備の限界がわかれば対処できる。
指は痛んだが、
超絶・清々しいスノートレッキングに心もボディも歓んだ。
パウダースノーの上を歩くスノーシュー楽しすぎる!!
(体感はラスト動画でお届け)
森の向こう側:スキー場には人がいたものの、
トレッキングしている人には2人しか出会わず、
ほぼ貸し切り状態の雪原だった。
こうしてスノーシューデビューを3時間ほどで終え、
無事にゴンドラ乗り場に帰り着くことができた。
*
ところでこのスノーシューとストック。
借りる際、奇妙な展開になった。
私はその日の朝、
電話で雪の状態を事前確認して現地へ向かった。
ところが係員
「今日の雪質はスノーシューが適切な状態ではなく、
軽アイゼンが向いている」と。
「でも、電話では今日中ならスノーシューができると聞いたから
軽アイゼンは自宅に置いて来ちゃった。
スノーシューがやりたいの。だから来たの」
・・・と、私。
「ええ!?そうですか?ちょっと電話で確認してみます」
=いろいろ確認している=
その後・・・
「今日の雪質は軽アイゼンの方が最適かもしれませんが、
どうしてもスノーシューがご希望でしたら
今回は無料体験モニターとして
無料で貸し出しいたします」と。
「えええ????無料?」
「こちらの手違いですので無料です。
あちらでお受け取りください」
「???あ、ありがとうございます」
・・・ということで、
2000円のサプライズプレゼントとなった。
その上、
たまたまお客が少なかったせいか、
使い方の説明がものすごく丁寧。
2人の係員が文字通りの「手取り足取り状態」レクチャー。
本当に感謝です。
実際森に入ってみると
スノーシューが最高に最適な日であったことに間違いなく、
私は約束通り、
「体験モニター」として
初心者でもスノーシューは簡単に楽しめる記事を書くことにした。
***
自宅まで帰り着くと
八ヶ岳はますます白くなっていた。
素敵な一日だった。
ラストにスノートレッキングの体感を動画でお届けして終わります。
スマホは横向きで。
パソコンは右端のズーム機能で拡大してどうぞ。
それではまた。