念願叶って、
初冬の霧ヶ峰へ連れて行って頂けることになった。
気温、3度ほど。
私がとりあえずアイゼンを持参すると、
登山慣れしているKご夫妻から
「雪?ないない〜〜〜♪」
・・・ということで、
荷物を減らすためアイゼンは車に残して出発。
アイゼンってこんなものです。
靴にはめるスパイクなのですが、、、
今、気づいたけど、
これ、5800円もしたのね!!
(≧∀≦)
モンベル の言うがままに買っていた。
トレッキング程度しかするつもりのない私に
ハイスペックすぎやしない???
実際に雪は全くなく、
霜が降りている程度。
超絶快晴に恵まれ、絶景の中を登った。
手間に見える濃紺の山は鷲ヶ峰。
中央の富士山を挟んで、
右手が南アルプス
左手が八ヶ岳連峰。
私に合わせた、
コロボックルヒュッテ前の駐車場から
気象ドームを目指した。
1時間10分ほど?かかって登頂へ。
嬉しくて浮かれるウタマロ。
で、さっそくお弁当タイム。
これが・・・普段のランチより多彩な内容になって驚いた!
美智子さん作:
自家製ピーナッツのおこわおにぎり、明太子入り
ビール漬けのたくわん
清さん作:
鍋で作る野菜ラーメン
暖かいコーヒー
ウタマロ作:
オニオングラタン・モチーズ・スープ
(オニオングラタンスープにお餅とチーズが入っている。
スープジャー に入れて持参。暖かい)
体験田んぼで栽培した自家製のお米おにぎり
初めて漬けた野沢菜と白菜漬け
干しニンジンの卵焼き
ザックの中身はほとんどお弁当だったので
ランチが終わるとザックは軽く、身は重くなった。
(≧∀≦)
次は下りになりますが、
なんと!想定外の雪!!
(・∀・)
人工雪がたんまりと。。。
で、遠くに見えるのは浅間山。
「アイゼン車に置いて来ちゃったよね」
「ストックも置いて来ちゃったよね」
「どうしよう?」
「面白そう!」
「行ってみようか」
「そうしよう」
・・・ということで、
「Go!!」
山で出会い、
その縁でご結婚されたロマンティックなK夫妻。
彼らはもちろん雪道に慣れている。
キリマンジェロ登山も経験があるそうでビックリ!
歩き方をご指導くださり、
私はヨチヨチ歩きでついて行く。。。
この影がウタマロです。
清さん曰く、
「学生時代の山岳部はほとんど”シゴキ”だった。
食料はドライフードなどあるわけもなく、
コンパクトで軽量の装備もなく、
燃料も”薪”を背負って登った。
一人で背負う荷物が50キロに及ぶこともあったし、
死亡者が出ることすらあった」と。
気が遠くなる様な
昔の登山場面を教えて頂いた。
「今は楽チンすぎるよね♪」
この↑画像、
一番遠くに見える薄水色の山脈が北アルプス。
槍ヶ岳も肉眼で見えた。
わぁ!
綺麗〜〜〜!!
あっという間にドームからこんなに降りて来た!!
雪は不思議だ。
白いのに積もると美しい空色に。
もしかしたら空の色に染まるのかな?
白樺湖の向こう、女乃神山が美しい。
その右隣の北横岳は3週間前登ったところ。
あの時、私はこちらを眺めて
「あのドームのある山に登りたい」と思っていた。
願いが叶った!
雪道を下り終えると枯れ野原の木道を行く。
私は岩がところどころのぞく枯れ野原の道が大好き。
それはなぜか。
おそらく過去生に起因すると思える。
懐かしくて心がキュッとして、
夏の青々とした風景より晩秋の風景に惹かれる。
ああ、なんて美しくて切ない世界。
ため息が出てしまう。
ずっとずっと佇んでいてもいいくらい。。。
次は別のルートも歩きたい。
その時は一面の銀世界かも。
どれほど素晴らしい世界なのか、堪能したい。
*
こうして無事に車まで到着し、
自宅まで送り届けて頂いた。
ヨチヨチの私をお連れ頂き、本当に感謝です。
経験者にはハイキング程度ですが
私の足には十分の負荷だった。
靴に慣れ、
トレーニングにはちょうどいいレベルだったと思う。
***
自宅で少し休んで目覚めると、
世界は夕暮れに向かっていた。
空には天使が舞い、
徐々に淡香色(うすこういろ)になり、
甲斐駒ヶ岳も、
淡香色(うすこういろ)に包まれていた。
素晴らしい一日だった。
感謝です。
ラストに動画をお届けし終わります。
2:52
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それではまた。