ある時、大いなる存在が
小さな魂を呼び寄せて言った。
「すまんがの、地球という星に行って欲しいんじゃ」
小さな魂は尋ねた。
「どのようなご用件で?」
大いなる存在は答えた。
「ある魂が使命を帯びてそこにおる。
だが、彼女はそのプランゆえ、生涯一人じゃ」
「おまえさんによって彼女のハートをノックし、
愛のエネルギー流量を増やしてやろうと思ってな。
ま、パワーアップじゃのぉ」
小さな魂は少し考えた。
「私はどのような姿で行けばいいのでしょうか?
そして彼女が私を受け入れなかったら
どうすればいいでしょうか?」
大いなる存在は、
ポケットからごく小さな猫のボディを取り出した。
「これに宿って行って欲しい。
万が一彼女が拒否したら こちらに戻ってきておくれ」
こうしてその小さな魂は地上に降り、
猛暑の道路上、絶妙なタイミングで
彼女が自転車で通りかかるのを
待っていた。
小さな魂は彼女を知っていた。
そしてテレパシーで歌を伝えた。
♪ 「こんにちは♪ イズちゃん。
あなた~が~ママァ~よー」 ♪
その後彼女は彼女自身が知らなかった
心の扉を開くことになった。
大いなる存在から遣わされ、
「ルナ」と名乗った小さな魂の愛の力で。
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愛の力で?!( ゚ ▽ ゚ ;)