izumiutamaro’s blog

泉ウタマロの新しいブログです。よろしくお願い申し上げます。

出版準備中の【ゆうれいたちがやってきた】に、ゆうれいがやって来た!お話。

 

 

 

こんにちわ~。

今日は、作成中の新作品

【ゆうれいたちがやってきた】に、

ゆうれいがやってきたお話をお届けします。

(  ゚ ▽ ゚ ;)

 

 

 

 

 

 

{D25FCD99-17B7-4E53-A381-AB5A0A8ECA63}

 

 

 

 

 

 

 

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

 

 

 

 

 

 

作品が書籍化検討に入った折、

編集の宮崎さんは、

高速バスの中で原稿と挿画を見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

彼の隣の席は空席でした。

ところが・・・

姿のない人がそこに座った気配がします。

 

 

 

宮崎さんは”感じやすい体質”なのです。

( ̄ー ̄;

 

 

 

 

 

 

 

{323EDCEE-2481-4694-9CB1-C02404FC30F7}


 

 

 

 

どうやら年配の男性のようでした。

そして絵をしきりに覗き込みます。

( ̄Д ̄;;

 

 

 

 

宮崎さんは「来ちゃったな~。誰かな?」

と思いながら、原稿の続きを見ていました。

(;・`ω・´)

 

 

 

 

 

すると姿のない男性は

物語2番目の挿画が特に気に入ったようで、

しきりに指をさしてきます。

 

 

 

 

 

そして声のない声でこう言いました。

 

 

 

 

 

「失われた夢、サンキュー・サンキュー!」

。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

 

 

 

 

 

 

 

やがて気配は消えて行きました・・・。

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・

・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{8880E0E3-87F5-46F3-A430-DE528385E5EF}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

 

 

 

 

その日の午後、

宮崎さんとウタマロは打ち合わせ予定で、

私にはそれが誰なのかすぐわかりました。

( ̄ー ̄;

 

 

 

 

 

 

姿のない男性は、2016年2月に地上を去り、

魂世界へ還ったウタマロの父でした。

そしてまーぼナス君の父でもあります。

 

実は著者と画家は兄弟だからです。

 

 

 

 

 

 

 

{0F0B9985-702B-41ED-A7D3-90428ADCB06A}

画家自画像(彼は真央ちゃんのファンです)
 

 

 

 

 

 

そしてなぜ「失われた夢」なのか。

父は若い頃、画家になることが夢でした。

 

 

 

 

 

戦時中のえんぴつすらない時代に、

炭を焼いてデッサンしていたくらいです。

 

 

 

{ACAC2EC1-C45A-4770-8837-3AD37A4DD12C}

父が10代に描いた弟




 

 

彼は10代後半で終戦を迎えますが、

父の父(ウタマロの祖父)は戦死し、

疎開していた一家は極貧の状況に陥ります。

 

 


 

長男の父は美大への進学を断念し、

家族のために市の職員として

定職に就きました。

 

それはとても辛い選択だったようです。

 

 

 

 

{13A7DAED-5848-40B5-A6EE-0F114E5AC412}
遺作展での様子。
多数の作品がありました。


 

 

 

その後生涯ずっとアマチュアとして絵を描き続けたものの、

正式に「画家」と名乗ることはなく、

大きな個展などもありませんでした。

 

 

 

 

 

 

{8F64AEF2-9429-4FA3-B31C-1C0AB4439498}

一周忌にペヤングソース焼きそばをリクストしてきた父
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、お蔵入りになっていたこの作品が

書籍化決定となったことは、

父のサポートもあったと感じています。

 

 

 

 

 

 

戦死した祖父も、

絵と写真が好きでした。

 

戦争が終わったら写真館をしようとしていた人ですから

祖父のサポートもあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

まさに「ゆうれいたちがやってきた」なのです。

(▰˘◡˘▰)

 

 

 

 

彼らの子であり孫である、

ウタマロとまーぼナス君がコラボした創造物。

 

 

 

 

 

この作品を見ず知らずの多くの人に届けられることは、

まさに「失われた夢」を叶えることなのでした。

 

 

 

 

 

 

「サンキュー・サンキュー!」は、

皆に対する感謝の意です。

 

 

 

2回続けて素早く言うのは、父の口癖でしたから。

( ̄▽+ ̄*)

 

 

 

 

 

 

 

{DC378114-270D-48BC-BC36-89C2CA5D7255}

原稿の見本を見せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父は地上を去りましたが、

彼が残した地上の命で

こうして人々に貢献できることを喜び、

今もサポートエネルギーを下ろしてくれます。

 

 

 

 

 

ウタマロは父が地上にいた時よりも、

彼の存在を感じているほどなのです。

(▰˘◡˘▰)

 

 

 


{A07717DE-39A2-44AD-AC3A-5AF7452EF125}

遺作展には、田舎なのに
400人もの人が来て下さいました。

 




 

 

 

 

 

 

そして今回の作品は既存にはないスタイルです。

追ってお知らせいたしますね。

・:*+.\*1/.:+

 

 

今日はここまで。

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

{EE61E27C-F08B-45F1-A602-99A6B70AA4DE}

この作品は物語のあと、

摩訶不思議な第二部に続きます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1: °ω°