人類最大のイカサマ洗脳は、
「人間は不完全な存在である」
・・・という短い文言である。
この洗脳は”地上を掌握したい者たち”により、
神官・統治者・教師から人々に伝えられ、
親から子、子から孫へと染み込んだ。
今では地球で暮らすほとんどの者に
その教戒(きょうかい)が伝播・定着した。
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この洗脳は地上を掌握したい者たちにとって
絶対的効果のある教戒だった。
人間存在の中に宿っている創造主の力を切り離し、
神は遠いどこかにいる届かない存在だ、
とイメージさせ、
人々に「そもそも我らは不完全なのだ」と思わせた。
それは
本来人間に備わっていた具現化力、
言うなれば魔法的機能を分断し、
「マグル化」することへの
マインドコントロールだった。
マグルとはハリーポッター用語で、
魔法使いたちが魔法の使えない人間に対し、
軽蔑を込めて呼ぶ名称である。
世界中の人々がマグル化するのを見て、
地上を掌握したい者たちは笑いが止まらなかったが、
その姿をあえて隠した。
そして宗教のいかん、信者のいかん、
地位のいかん、居住場所のいかんに関わらず、
見えない鎖のように人類を操作し服従させて行った。
*
詳細はこうだった。
人間存在は
「神」という名の創造主により創られた者ではあるが、
愚かであり、幼稚で、間違いを犯す未熟者。
だからこそ、修行しなければならず、
優れた師から学ばなくてはならず、
偉大なる賢者に教えを請わなくてはなくてはならず、
賢明な統治者に従わなくてはならない。
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・・・こうして人々にとっての人生は、
永遠の学校であり、
「我らは永遠の生徒である」という認識が、
人間存在から本来の力と自由を奪った。
***
そして、
「誰かにすがらなくてはならない」
と言う依存を発生させ、
「誰かが助けてくれたら…」
「誰かがやり遂げてくれたら…」
「誰か優れた者がリーダーになってくれたら…」
・・・という、待ち焦がれ症候群を造り上げた。
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その上
「我らは未熟なのだから、できなくても当然である」
という条件は、
目の前にある責任から逃れる口実になった。
そしてそれらは地上を掌握したい者たちにとって
最も都合のいい意識状態だった。
マグル化した人類は、
自律心を失い、バイオロボットと化し、
命令された生き方で地上生を消耗した。
こうして地上を掌握したい者たちは
全世界を餌食にした。
盲目の羊を操ることは簡単だから。
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もしも、この壮大なイカサマ洗脳を解き、
創造主は各々の中にいて、
各自が自己責任の元、創造と具現化が可能だとしたら、
地球はどのようになるだろう・・・
後編にアップしています。
【『人間は不完全存在である』と言う、マグル化洗脳】後編 - izumiutamaro’s blog