izumiutamaro’s blog

泉ウタマロの新しいブログです。よろしくお願い申し上げます。

物語がもたらすもの

私たちは物語を読み始めると、
その世界に入って行けます。
たとえどんなに辛い時でも。





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現在企画中の本「瑠璃色の涙」の中で
死に瀕している若い女性 「ゆい」 が
以下の物語を読んでもらうシーンがあります。





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版画本:「山の神と海の神」

ストーリーは、雄々しい山の神と
美しく強い海の女神が、
互いに惹かれつつも

言葉が通じないがために
戦いになってしまう物語。

神々はそれぞれがひどい痛手を負ったあと、
お互いの命の源がなんであったかを悟ります。

***





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物語の朗読が終わってしばらくすると、
ゆいは細い指先でそっとページに触れ、
涙を浮かべて言います。
「マサちゃん凄いね、
私・・・この物語の中に行ってきた」







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物語というものはただ一時的に現実から
逃避するだけのものでしょうか?





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人生に絶望している時、重い病床に伏している時、
死に瀕している時でさえ、
物語は人の心に何らかの世界を開いてくれます。

その世界に人は励まされ、癒され、勇気をもらえるように思います。

叡智ある次元と通じているのかもしれませんね。






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私も、真に優れた物語を書きたいと祈ります。
( ̄ー ̄)
( ̄ー ̄;
( ̄_ ̄ i)

・・・なんちゃって!  (^▽^;)
シリアスになり過ぎると正直キツイ。。。
ねえ、ルナちゃん!




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ウニャニャ!

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「山の神と海の神」は
2002年石垣島旅行中に降ってきた物語。
「瑠璃色の涙」の中に挿入しました。