この世から
もうじき旅立とうとしているおばあさんと、
猫の物語に出会いました。
実話です。
エルマおばあさんはこう言います。
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「人は死んで別の世界に行ったあと、
自分の人生を振り返る作業をするというけれど、
私はそれを今、夢の中でやっているんだよ」
「ジグソーパズルのように、
ばらばらだった断片がすべてかみ合って、
大きな一枚の絵ができあがるんだよ。
それを見ているうちに、これまでの人生でわからなかったことが、
やっと理解できるようになったよ」
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エルマおばあさんは自宅で家族と猫に看取られ
静かに旅立ちます。
誰もが死んで 元いた世界に戻る時、
人生を振り返る作業をする。。。
私が書いた「人生逆戻りツアー」
そのままの言葉でした。
人生の中で起きる不条理。
それはもはや物質界での理解を超えています。
私たちが魂だけの存在に戻る時、
やっと理解できる壮大な何かが
人生にはあるのだと思います。
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「さよなら エルマおばあさん」
写真・文 大塚敦子さん
小学館 2000年初版
すばらしい本に感謝。。。
大塚さん・・・
どこかでつながりたい方です。