その日、宇宙最大の会議が創造主の御前で開かれていました。
創造主のバカンス先をどこにするかで、もめています。
カシオペア座のシェダルが強い口調で言いました。
「主にはぜひ、正義に貫かれた我が星座で、パワーチャージして願いたい!」
すると白鳥座のアルビレオも負けずに言います。
「主よ、完璧なヒーリングが可能な我が星座へお越しください」
さらにみずがめ座のスカトも介入します。
「争いという言葉すらない我が星で、リラクゼーションをお楽しみ下さい」
このように数えきれない星座の王たちが、
我も我もと、候補地を名乗りました。
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しばらくすると、黙って聞いていた創造主が言いました。
「あたしさぁ・・・。行ってみたい星があるの」
「どこですか?そこは!!!」
星座群たちが息をのんで訊きました。
「あ・そ・こ!」創造主が指さすと、その星のイメージが皆の前に現れました。
そこでは一人の男が寝そべって、はなくそをほじっておりました。
「も・も・もしや!!」星座王たちの顔が引きつります。
はなくそ男は「プウ!」おならをしています。
それを見て「うふっ♡」
創造主が微笑みました。
「ま・・・まさかその星は・・・」星座の王たちは冷や汗をかきはじめました。
「そうよ。チ・キュ・ウ♡」創造主が嬉しそうに言いました。
御前は騒然とし、星座王たちは猛反対です。
「どうかあのような野蛮な星はおやめください。
未だに彼らは、自らを自らの手で苦しめている星にございます」
「だ・か・ら!行ってみたいの!
あんたたちみたいな超・完璧には飽き飽きなわけ。
じゃーねっ。
シュワッ―――チチチチチ!」
「お待ちくださあああぁぁぁーーい」
絶叫する星座の王たちをしり目に、
どうやら創造主は出かけたようです。
つい昨日の創造主と、星座群たちのできとごでした。
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どうやら地球は創造主に愛されてるみたいですね。
(T▽T;)
大丈夫。大丈夫。
ははははは・・・・・・・・。
( ̄ー ̄;