神成亜沙子(カンナリ アサコ)さんの作品、
2つが届いた。
作品特徴は、
物質界と異次元が同居する世界観だ。
「物質界から見上げる異次元」と言えるかもしれない。
地上モチーフが登場しているが、
彼女が見ている世界と表す世界は
違う次元だ。
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彼女は2016年の秋の初めに、
「なんだか手が”動きたそうにしている”ので、
描いてみました」・・・という、
ボディ反応から創作スタートしている。
美大などを出ているわけではないので、
完全オリジナル即興的アートが誕生する。
私は以前の彼女の写真投稿から
極めて繊細な感性と可能性を感じていたためエールした。
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2017年の夏の初め、
私は13ヶ月スタイルのカレンダー作画ができないか、
提案してみた。
亜沙子さんにとって初の連番作画であり、
印刷:販売化作品になる企画だった。
彼女は自らの限界を超え、
たった2ヶ月ほどで13枚と表紙を仕上げた。
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ところが受難はそれ以降だった。
カレンダー商品化において、
彼女とは関係ない所から障壁が発生した。
途中企画が頓挫(とんざ)する可能性も出て、
販売が予定より3ヶ月ほど遅れた。
その間、カレンダーを作っている様子は、
とあるグループで段階報告されていた。
けれど、彼女には直接関係ない”ある理由”で、
作画や美しい文面投稿は
メンバーから見て見ぬふり状態に陥った。
最終的にはコメントを書くのは私と、
あと一人くらいだった。
記事は常に俊逸なものだったが、
”いいね”も極めて少なかった。
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作家活動し始めたばかりの亜沙子さんにとって、
それは辛い状態であることが私にはわかっていた。
でも、私は彼女がめげないことも知っていた。
2017年夏、初めてリアル対面できた。
左:亜沙子さん
右:ウタマロ
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その後、亜沙子さんは私にメッセしてきた。
「あのグループでどんなに無視されても、
たとえ”いいね”が1つも付かなくても、
13枚目の”宇宙の月”作品の
作画行程を投稿し終えるところまで、
完全にやりきります」
・・・その時私は、
彼女の内面が
真のアーチストとして存在する覚悟をしたのだと理解した。
魂が決めて来ていても、
内面が決意できるかどうかは、その人にかかっているから。
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常に新しい閃きを表現しようとする
クリエイター:アーチストになるには、
優れた感性を持っていると同時に
「必須条件」があると私は思う。
それは、
他者が認めてくれなくても、
自分の表現を貫けるか、否か。
たとえ周囲の反応がひややかでも・・・
あるいはバッシングされても・・・
直接的な対価の見込みがなくても・・・。
自分の見つめている世界をまっすぐに顕そう(あらわそう)とする、
気丈な精神力、いわゆる「気骨」が必須だと思う。
ある意味、
物質界的評価は捨て身の境地を越えた時、
その魂は真の力を発揮できる気がする。
類いまれな感性があったとしても、
他人の視線や言動を気にして発信できないでいると・・・
パッションや閃きは失せてゆき、
感性は使われずにしまい込まれる。
もう「師」について十分学んでから表現発信する
・・・という時代は終わった。
私たちは自らの閃きとパッションに従い、
今感じていることを、
その場で表現できる手段すら持っている。
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私に届いた作品は、
彼女が真のアーチストとして自分自身を認識したタイミングの
特別な作品だと感じる。
この原画は
私のダイアリーの表紙・裏表紙にする予定だった作品。
このように美しく存在しています。
《タイトル:黄色い種》
《タイトル:水晶の》
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亜沙子さんに祝福を贈り、
これからの進化へエールを贈ります。
名刺も決意を語っていました。
=アーチスト:Asako:想像を視覚化する=
ありがとう。
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彼女自身が書いた
作画行程の詩文はこちら。
https://ameblo.jp/mokuren1211/entry-12346976007.html
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神成亜沙子さん作画の13ヶ月カレンダーについては
Amazon注文ができない…とご練絡頂きます。
ご興味ある方は、こちらから。
全ての原画閲覧が可能です。
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リンクは貼っていますが販売促進のために書いた記事ではありません。
念のため。(^_^)☆
13ヶ月のエネルギーアートカレンダー(マヤリョーシカ)│由風出版