今朝、久しぶりに空飛ぶ夢を見た。
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幼い頃は飛ぶ夢を度々見ていて、
「うまく飛ぶコツ」に気づいていた。
「高く飛ぼう…飛ぼう…」と努力するほど
急降下して、ノロノロ飛行で地を這うようだ。
唯一のコツは、
「私は飛べるんだ!」
意識をこれに集中すること。
それができれば、必ず急上昇するのだった。
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その後、私は物質世界にグランディングした20代に、
空飛ぶ夢を見なくなった。
30代後半、再び夢は登場したが、
地上50センチからの再レッスンで、
なんともおぼつかないものだった。
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そこからかれこれ10年あまり。
今朝久しぶりの夢飛行。
私は都心の大きなスクランブル交差点の真上を、
なんなく飛んだ。
飛び立つ不安もなく、
重力から飛行を持ちこたえる苦労も全くなかった。
「飛べるんだ」を意図する必要すらなく、
ふだん自転車に乗るように。
スッと軽く・・・。
腕を翼と梶にして、優雅に自在にカーブした。
下にはたくさんの、そこで生活する人がいた。
私は目的の街中にスルリと降りた。
なんの力も使わなかった。
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この夢が何を示唆したのかよくわかる。
魂世界から持ち越してきた飛翔力。
いわゆる異次元力。