izumiutamaro’s blog

泉ウタマロの新しいブログです。よろしくお願い申し上げます。

草木と森と、次なるミッション

 

 

私は借家の一軒家に住んでいます。

今日は私の自宅の「木」のお話です。

 

 

 

 

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1ヶ月ほど前のことです。

私が旅行から帰宅すると、

玄関脇の桜が切られていました。

 

 

 

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白い花の、春は遅めに咲く木で

大きなサクランボをプレゼントしてくれる桜でした。

 

 

 

 

この一年以上、水道工事のために激しく根が傷つき、

木が弱りました。

 

そして毛虫の異常発生・落ち葉が落ちる、という理由で

隣の資材置き場から苦情があり、

大家さんの判断で、突如伐採されてしまいました。

 

 

 

 

突然のことでとてもとてもショックでしたが、

それでも少しだけ救われる準備を、前もってしていました。

 

3~4年ほど前、

私はこの桜の種20粒ほどを近くの森にこっそりと蒔いていました。

(勝手に蒔くのは本当はダメです)

 

 

 


 

・・・すると、今では幼い木になり、

森を管理する市はそれが桜であることが気に入ったのか、

わざわざ目印をつけて、

刈り取らないように配慮してくれました。

 

 

 

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それ以来、私はいつも見守っているのです。

 

 

****

 

 

 

一方、切られてしまった桜は、

半年前の春、最後の力をふりしぼり、

わずかな実をつけてくれました。

 

 

私は感謝を込めてサクランボを食べ、

その種を八ヶ岳メーテル(清水由妃子さん)に送りました。

 

 

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芽吹くか否かは、

今度の春にわかるでしょう。

 

 

 

****

 

 

ただし、大家さんの伐採計画はそれだけではありませんでした。

私の住む敷地は、

たくさんの木々に囲まれています。

 

 

 

 

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更地に家が建ち庭となり、

40年も経っていないのですが、

小鳥たちが運んで来た種は人が植えた木と違い、

成長が早く、強く、大きくなったのです。

 

 

 

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このケヤキも小鳥の落し物から成長したそうです。

 幹が1メートル以上ありますが、

30年ほどの年齢。

 

 

 

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そしてこの「一見ボウボウたる」森のような敷地の木を、

大家さんは近隣に迷惑がかかる、として

ケヤキ・桜・杉・・・一斉伐採する勢いでした。

 

 

  

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大家さんの勢いは理屈では止めらるものではないことが

私と友人夫妻にはわかっていました。

 

 

でも、私には一つの閃きがありました。

 

 

 

 

 

大きくて切られそうな木6本に

それぞれの短歌を書き・・・

 

 

 

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幹に麻紐で結びました。

 

 

 

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これは一つの祈りであり、

非戦的方法でした。

 

 

  

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もちろんこんなことがどう作用するのか、

不明でした。

 

 

 

 

 

数日後、大家さんは植木屋さんを連れて下見に来ました。

その時私は不在で、

1階に住む私の友達が一人で対応したのです。

 

 

 

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大家さんのプランに、

彼女は悲しくてさめざめ泣いてしまったそうです。

 

 

 

結果、大家さんのハイテンションは徐々に落ち着き、

大掛かりな庭木の伐採は中止方向にシフトしました。

 

  

 

 

大家さんも植木屋さんも短歌など目に入らなかったと思います。

それでも彼女の心の声と、

木を守ろうとするエネルギーが効果し、

 

 

 

私たちの暮らしを守ってくれる木々は

ここにあり続けてくれそうです。

 

 

 

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* 

 

私は皆に感謝し、

家の周囲の落ち葉を掃きました。

 

 

そして、友人と一緒に、

隣接する人たちへお詫びに行きました。

資材置き場の人たちとも互いの理解ができますようにと、祈りを込めて。

 

 

 

*****

 

 

この出来事は私が2ヶ月前から心に秘めていたことを、

強く念押しされた一件でもありました。

 

決意していることがあったからです。

 

 

 

 

木はただの突っ立っている「木材」ではありません。

 

 

目に見えていない、宇宙的な意味において

草木や森は極めて貴重な役割を果たしています。

 

 

言い換えると・・・

 

 

草木や森などの「大地存在」は地球と人間を支えています。

それをどう理論的に証明するのか、

私にはまだわかりません。

 

 

ただ、それが正しいと「わかっているだけ」です。

 

 

 

 

 

地球における、「大地存在」が、

惑星地球に寄与している肉眼では見えない重要機能を、

明らかにし、人類に普遍化してゆくことが、

私の後半生のテーマであり、ミッションなのです。

 

 

  

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今回は使命を強く押された一件になりました。

 

 

 

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今日の銀河の音は2:挑戦がテーマです。

そのチャレンジを表明する日になりました。

 

 

 それではまた。

 

 

 

 

*****

 

 

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泉ウタマロは作家、アーチストです。

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