この記事は前回記事の続きです。
【前編】
=伐られてしまう、愛しい桜=前編 *天竜の桜とのコンタクト:* - izumiutamaro’s blog
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私は静かに座り、
目を閉じて遠く離れている天竜の桜へ意識を向けました。
そして言葉に出し、はっきりとメッセージを伝えました。
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「天竜の桜、
あなたが長い間、その地へ貢献して下さったこと、
深い敬意と感謝をお伝えします。
あなたはずっとそこに立ち、
移り変わる季節、
移り変わる人の時代を見つめていてくれました。
たくさんの風に梢を揺らし、
小鳥たちを休ませました。
空は青い時も、曇った時もあり、
辛い時代もありました。
でもあなたはいつも希望だけに眼差しを向けていました。
あなたはいつも穏やかに、
そして大きな愛の波動で、
土地・たくさんの動物・人間社会を守ってくれました。
悲しいことですが、
人々はあなたの多大な恩恵を理解していません。
そしてあなたの本当の姿も見ていません。
少なくとも私はあなたの存在を讃え、
あなたを見たことのない人たちにも、
あなたのことを伝えます。
そして私の記事はたくさんの人々の魂に触れ、
あなたは彼らの魂の中に宿ることができます。
人間存在である私にできることは、
新たな生き方を提案することです」
愛しています、愛しの桜。
あなたの全てに敬意を表し讃えます」
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私は彼のエネルギーが、
惑星地球全体に拡散してゆくイメージを伝えました。
木は微笑んで私の言葉を受け取り、
不思議なビジョンが返信されてきました。
それは一見小豆のようなツブツブでした。
私が意識をズームし、
ビジョンよく見ると、それは・・・
桜の種でした!
膨大な桜の種が
川のような帯になって緩やかに流れて行きました!
つまり、彼は私の提案を受け入れ、
世界中に自らのエネルギーの種を送り、
撒いてゆく意向を示してくれたのです。
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それは私にとって感動的な「応え」でした。
人間は彼らを伐採する存在でもありますが、
新しい生き方を創造・定義することもできます。
人間存在である私は
ほんの少しだけ救われました。
彼はたとえ物質のボディを失っても、
溢れんばかりの献身と貢献を望んでいました。
私の提案で、その想いが続いて行ける可能性が開けたから。
***
草木・樹木はただ成長し、
花と実をつける「植物」ではありません。
その土地・磁場を守り、
人々の心を癒し、他の動植物を支えます。
たった1本の桜でも、
愛の波動で土地を守護しているのです。
誰に認められなくても、
誰に感謝されなくても、
最後に粗末に扱われたとしても・・・。
***
夜になると私は、
星々に桜の木へ祝福と感謝の光を下ろし、
彼を包んで欲しいと願いました。
するとこの風景が見えました。
そして、全体が白い光で包まれた時、
私は木の中心に青紫の大きな光を見ました。
これが彼の本体であり正体でありエッセンス!
彼のコアであるエネルギー、精霊的「核」がこの光でした。
*
私はどうすれば大地存在:特に樹木のエネルギーを
視覚化表現できるのか、ずっと模索してきました。
彼の最後の贈り物は、
その難問にヒントを与えることでした。
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この記事を書いているうちに、
桜は伐採されてしまったかもしれません。
でも、天竜の桜の魂は、
皆の心に新たな種を芽吹かせました。
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「愛しています、愛しの桜。
あなたの全てに敬意を表し讃えます」
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長文お読みくださりありがとうございました。
それではまた。
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初めましての方へ、
泉ウタマロは作家ですが、この記事はファンタジーではなく、
ドキュメンタリーです。