「おい、おまえさー。いっつもそうやってクヨクヨしてるよな」
カメムシが言いました。
(カメムシ:不快な匂いを出す虫です)
「だってアタイ、生まれつきクヨクヨ的体質なんだもの。
クヨクヨしてちゃいけないの?」
クヨクヨ虫が言いました。
(クヨクヨ虫:ナメクジにちょっとだけ似た、ジメジメしている虫のことです)
「クヨクヨもいいけどさ、根本的に自己変革できる、
いろんなセミナー出たらどうだい?」
カメムシが言いました。
「セミナーって?」
クヨクヨ虫が尋ねます。
「今だったらいろいろあるぜ。
内面を掘り下げ、問題を認識して、ヒーリングしてエネルギーを与えるセミナーさ」
カメムシは得意げに説明し始めました。
「たとえば・・・〇ータヒーリング。
〇トリックス エナジェティクス。
それから前世退行に・・・〇LP言語療法」
カメムシはまるで暗唱しています。
「この他にも満載さ。クヨクヨしてるだけで、何かいいことあるのかよ」
すると弱気のクヨクヨ虫が答えます。
「何かいいこと?
自分の気持ち・・・本当の自分の気持ちを知りたいの」
「そんなの時間の無駄さ。
さっさとセミナーに行ったらどうだい?」
カメムシはあきれたように言いました。
「アタイ・・・クヨクヨしながら心の中の階段下りてくの。
誰もいない、青い光がさしてる白い階段ね」
クヨクヨ虫はうつむき気味に言いました。
いろんなセミナー出たらどうだい?」
カメムシが言いました。
「セミナーって?」
クヨクヨ虫が尋ねます。
「今だったらいろいろあるぜ。
内面を掘り下げ、問題を認識して、ヒーリングしてエネルギーを与えるセミナーさ」
カメムシは得意げに説明し始めました。
「たとえば・・・〇ータヒーリング。
〇トリックス エナジェティクス。
それから前世退行に・・・〇LP言語療法」
カメムシはまるで暗唱しています。
「この他にも満載さ。クヨクヨしてるだけで、何かいいことあるのかよ」
すると弱気のクヨクヨ虫が答えます。
「何かいいこと?
自分の気持ち・・・本当の自分の気持ちを知りたいの」
「そんなの時間の無駄さ。
さっさとセミナーに行ったらどうだい?」
カメムシはあきれたように言いました。
「アタイ・・・クヨクヨしながら心の中の階段下りてくの。
誰もいない、青い光がさしてる白い階段ね」
クヨクヨ虫はうつむき気味に言いました。
「そんなことやってるからだよ。
退行療法やって、前世で問題見つけて、浄化して、
正しいコミニュケーションスキル身に着けりゃ、なんだって解決するんだ!」
カメムシはだんだんイラついて言いました。
しかし、相変わらずクヨクヨ虫は自分の世界に入っています。
「私の心の階段・・・。ずっと下まで続いてるの。
ひたすら一人で下りてくと・・・」
クヨクヨ虫の言い分など聞いていないカメムシは自慢げに言いました。
「俺なんか有名なセミナーほとんど出たんだ。
まぁ、だーーーいぶ金かかったけどな・・・」
「心の階段下りて、一番深くまで行くとそこは何にもない白い場所なの」
憂鬱な声でクヨクヨ虫は続けます。
「まぁ、あの何十万がどれだけ具体的に問題解決したのかって言われると
ちょい疑問だがな・・・」
カメムシは自分自身を振り返ってつぶやきました。
「そいでもって心の奥でふと見ると、小さな白い扉があるの」
クヨクヨ虫は言いました。
「なんだって?」
カメムシが初めて訊きました。
「心の一番奥の先にある、白い小さな扉の事よ。
その扉を開くとね、今まで全然思いつかなかった世界と考え方がそこにあるの」
クヨクヨ虫は小さく言います。
「ちょっと待った!」
カメムシが訊き返します。
「その扉を開けるとどうなるんだよ!?」
「扉を開けるとね・・・。
今までだったらありえなかった、意識の世界がそこにあるの」
クヨクヨ虫は自信なさげに答えます。
「”今までにありえなかった意識の世界”だって????”」
カメムシは驚いたように言いました。
クヨクヨ虫はだまったままでうなずきます。
するととうとうカメムシは、叫ぶようにして言いました。
「頼むよ!!その新しいメゾット・・・俺に教えてくれ!な、お願いだ!!」
退行療法やって、前世で問題見つけて、浄化して、
正しいコミニュケーションスキル身に着けりゃ、なんだって解決するんだ!」
カメムシはだんだんイラついて言いました。
しかし、相変わらずクヨクヨ虫は自分の世界に入っています。
「私の心の階段・・・。ずっと下まで続いてるの。
ひたすら一人で下りてくと・・・」
クヨクヨ虫の言い分など聞いていないカメムシは自慢げに言いました。
「俺なんか有名なセミナーほとんど出たんだ。
まぁ、だーーーいぶ金かかったけどな・・・」
「心の階段下りて、一番深くまで行くとそこは何にもない白い場所なの」
憂鬱な声でクヨクヨ虫は続けます。
「まぁ、あの何十万がどれだけ具体的に問題解決したのかって言われると
ちょい疑問だがな・・・」
カメムシは自分自身を振り返ってつぶやきました。
「そいでもって心の奥でふと見ると、小さな白い扉があるの」
クヨクヨ虫は言いました。
「なんだって?」
カメムシが初めて訊きました。
「心の一番奥の先にある、白い小さな扉の事よ。
その扉を開くとね、今まで全然思いつかなかった世界と考え方がそこにあるの」
クヨクヨ虫は小さく言います。
「ちょっと待った!」
カメムシが訊き返します。
「その扉を開けるとどうなるんだよ!?」
「扉を開けるとね・・・。
今までだったらありえなかった、意識の世界がそこにあるの」
クヨクヨ虫は自信なさげに答えます。
「”今までにありえなかった意識の世界”だって????”」
カメムシは驚いたように言いました。
クヨクヨ虫はだまったままでうなずきます。
するととうとうカメムシは、叫ぶようにして言いました。
「頼むよ!!その新しいメゾット・・・俺に教えてくれ!な、お願いだ!!」